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なむでぃんだより

東京工業大学国際開発サークルIDAcademyのベトナムプロジェクトチームのブログです。プロジェクトの最新情報やベトナム全般に関する情報からメンバーの近況や愚痴まで多彩な内容をお届けします。

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第三回現地調査④(ダオケイトン村におけるノンラー生産の手順)

シンチャオ!ベトナム語で歳を聞いて、その返答も理解できるようになった加藤です。

現在、渡越して3週間が経とうとしています。我々は、数日前まで、かつてベトナムの首都がおかれていたフエ省におりましたが、現在はハノイに戻ってきています。フエ省は毎年のように洪水に見舞われるそうで、我々が滞在している間も夜に大雨が降ったので少しヒヤっとしましたが、大事には至りませんでした。

やや時間が空いてしまいましたが、これからダオケイトン村やフエ省での調査の結果をアップしていきます。

さて、今回の現地調査の大きな目的の一つに、ダオケイトン村におけるノンラー生産の全容把握がありました。実際に、複数の家庭にお邪魔し、ノンラー生産の様子を観察し、お話を聞かせてもらいましたので、このエントリーでは、その調査結果をまとめていきたいと思います。

まずはノンラーの生産手順です。大まかには以下のような流れになっています。

市場で必要材料(ヤシの葉、筍の葉、竹、糸)を購入してくる。
市場のヤシの葉



ヤシの葉を手で開き、炊飯器を改造した器具を用いて、伸ばしていく。
ヤシの葉を手で開く
葉を鉄板で伸ばす


ナイフで竹を割り、5mm程度の太さの竹ひごにする(この状態のものを市場で購入することも可能)
竹を割る


竹ひごを木枠に当てて長さを測り、不要な部分を切り落とした後、ナイフで角を落とし、両端を細らせて糸でくくり、木枠にはめる。
ナイフで先を細らせる
糸でくくる
木枠にはめる


ヤシの葉を木枠に当てて長さを測り、適当な大きさに切る。

切り取ったヤシの葉を糸でくくり付け、木枠の頂点を軸に放射状に並べた後、隙間をより小さく切ったヤシの葉で埋めていく。
ヤシの葉を放射状に並べる
隙間を埋める


2層目として、筍の葉を切り、同じ要領で隙間なく並べる。
筍の葉を並べる


3層目として、ヤシの葉を1層目と同様の手順で並べた後、糸とリング状の木で仮止めをする。
第三層目を並べる
仮止め


頂点に近い方の環から縫い付けていく。生産者に依るが、10段目くらいを縫うあたりで仮止めを外す。
縫い1
縫い2
縫い3


一番下の環(淵)まで縫った後、余った葉を切り落とす。
余った葉を切り落とす


淵に竹ひごを足し、縫い付ける。
淵を縫う


頂点を円状に環縫いする。
頂点を環縫い


顎ひも用の糸を縫い付ける。
あごひも



どうでしょうか?ノンラーを作る過程が想像できましたでしょうか?
大体、一人の熟達した生産者がノンラーを一個仕上げるのに約3時間かかるそうです。中でも時間がかかるのは、葉を手で開き、鉄板の上で伸ばす作業と、縫いの作業です。
今回、私はほとんどの手順を実際に体験してみましたが、葉を開き伸ばす作業のようにすぐに真似できる作業もあれば、縫いのように熟練の技術がなければほとんど進まない作業もありました。
現在は、この生産工程を再考察し、生産効率化が出来ないものかと考え中です。
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